出逢いの人間学 〜致知出版・社内木鶏成功事例発表会〜②
出逢いの人間学 〜致知出版・社内木鶏成功事例発表会〜
2019.6.2
「働くとは何か?」「会社とは何か?」 「リーダーとは何か?」「そのあり方とは何か?」を見せていただきました。...

成功する人と成功しない人の“たった1つの違い”

 
致知出版社代表の藤尾秀昭氏(以下、藤尾社長)は、
何千人の名経営者と逢う中で
成功する人と成功しない人の違いを
下記の1点に尽きるとおっしゃっていました。
 
それは、

自分の与えられた「縁」に徹底的に価値を見い出し
その価値を徹底的に信じ抜いていくこと

だそうです。
 

この「縁」とは、
自分が置かれている環境・人間関係・仕事のことです。

それらに、
自ら価値を見出し、その価値を信じ抜き、
それに沿った実行をしていく…。
 
ちなみに、
反対に成功しない人は、
絶えずキョロキョロしているそうです。

もっといい仕事はないか?
もっといい人はいないか?
もっといい環境はないか?
などなど…。

 
同じことだとしても
どこにフォーカスしていくか?

それで、
運命が大きく変わっていくのだと
改めて実感しました。
 

「縁」に価値を見出すとは?

 
また、
これについては、
稲盛和夫氏(京セラ・KDDI創業者/JAL名誉会長)の
エピソードも語ってくださいました。
 
2兆3,000億円という事業会社としては
戦後最大の負債を抱えて倒産したJALを、
たった1年で営業利益2049億円、純利益1866億円と導き、
過去最高益を更新。

さらに、
僅か2年8か月で再上場へ導いたことは有名ですが、
稲盛氏は、京セラの創業当時から、
その「縁」に価値を見出していたそうです。
 

京セラ創業の
稲盛氏が27〜28歳当時のこと。

工場の働く環境は辛く…。
ある日、従業員たちが「もう耐えられない」という旨を言ってきたそうです。
(セラミックの会社なので、粉埃が蔓延するような環境だったそうです)

その時、稲盛氏は、
「そうか…。みんな嫌だよな…。
 でも、私たちは、世界最先端の技術を開発している。」
と従業員たちに伝えたとのこと。

それにより、
従業員たちの自らの仕事に対する見方が代わり、
自らの仕事に価値を見出し始めたそうです。

 

JALの事例からも
組織は1人のTOPが変わるだけで、
こんなにも変わることを見せていただきましたが、

創業時のエピソードからは、
リーダーの仕事とは、
その人の価値(その人自身・仕事含め)を
その人にわかるように見せることなのだと実感しました。

 

ご縁に感謝し、
それに価値を見出しながら、
そこに向かって邁進していきたいです。

 

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