
成功する人と成功しない人の“たった1つの違い”
致知出版社代表の藤尾秀昭氏(以下、藤尾社長)は、
何千人の名経営者と逢う中で
成功する人と成功しない人の違いを
下記の1点に尽きるとおっしゃっていました。
それは、
自分の与えられた「縁」に徹底的に価値を見い出し
その価値を徹底的に信じ抜いていくこと
だそうです。
この「縁」とは、
自分が置かれている環境・人間関係・仕事のことです。
それらに、
自ら価値を見出し、その価値を信じ抜き、
それに沿った実行をしていく…。
ちなみに、
反対に成功しない人は、
絶えずキョロキョロしているそうです。
もっといい仕事はないか?
もっといい人はいないか?
もっといい環境はないか?
などなど…。
同じことだとしても
どこにフォーカスしていくか?
それで、
運命が大きく変わっていくのだと
改めて実感しました。
「縁」に価値を見出すとは?
また、
これについては、
稲盛和夫氏(京セラ・KDDI創業者/JAL名誉会長)の
エピソードも語ってくださいました。
2兆3,000億円という事業会社としては
戦後最大の負債を抱えて倒産したJALを、
たった1年で営業利益2049億円、純利益1866億円と導き、
過去最高益を更新。
さらに、
僅か2年8か月で再上場へ導いたことは有名ですが、
稲盛氏は、京セラの創業当時から、
その「縁」に価値を見出していたそうです。
京セラ創業の
稲盛氏が27〜28歳当時のこと。
工場の働く環境は辛く…。
ある日、従業員たちが「もう耐えられない」という旨を言ってきたそうです。
(セラミックの会社なので、粉埃が蔓延するような環境だったそうです)
その時、稲盛氏は、
「そうか…。みんな嫌だよな…。
でも、私たちは、世界最先端の技術を開発している。」
と従業員たちに伝えたとのこと。
それにより、
従業員たちの自らの仕事に対する見方が代わり、
自らの仕事に価値を見出し始めたそうです。
JALの事例からも
組織は1人のTOPが変わるだけで、
こんなにも変わることを見せていただきましたが、
創業時のエピソードからは、
リーダーの仕事とは、
その人の価値(その人自身・仕事含め)を
その人にわかるように見せることなのだと実感しました。
ご縁に感謝し、
それに価値を見出しながら、
そこに向かって邁進していきたいです。